連続講演「危機の時代と哲学の未来」開催のお知らせ

高千穂大学では、2014年度秋期総合科目Bにて、連続講演「危機の時代と哲学の未来(The Crisis of our Age and The Future of Philosophy)」を開催いたします。

現代の日本を代表する哲学者たちによる全14回の連続講演。2014年9月30日より、毎週火曜日10:40-12:10に高千穂大学セントラルスクエア2階タカチホホールにて開催を予定しております。参加無料・要予約。募集受講者は150名。応募者多数の場合には、杉並区民の方を優先いたします。講演予定ならびに申し込みの詳細については追ってお知らせいたします。ご期待ください。

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講座趣旨
世界のいたるところで、そしてさまざまな分野で「危機の時代」の到来が語られて久しいが、日本もその例外ではない。未曽有の震災と原発事故の被害も今なお癒えたとは言えず、その余波のもと、政治・経済・文化など諸分野において混乱と動揺が引き起こされている。しかし他方、あまりにも繰り返し声高に叫ばれるあまり、私たちはこの「危機」という言葉にもはや無感覚になっているのではないか。そればかりでなく、私たちは真に危機的な現状に対する冷静な眼差しと判断力を失っているのではないか。そしてこのような趨勢は、いまや学問の府、大学にも及んでいるのではないか。
哲学は、しばしばそうした時代の危機と闘う役回りを担ってきた。今をさかのぼること約80年前、第二次世界大戦前夜の「危機の時代」に遭遇した哲学者フッサールは、終わりゆくヨーロッパの学問を憂い、理性という思考の力に希望を託した。フッサールからさらに遡ること約50年前、すでに同時代の学問や教養の衰退に危機感を募らせていた哲学者ニーチェは、反時代的な思考の重要性を説き、自らの書物の副題に「未来の哲学の序曲」と記した。今、この時代において私たちに迫っているのは、いかなる危機なのだろうか。またそうした危機をくぐりぬけて私たちがこれから耳にすることができるのは、どのような調べの哲学なのだろうか。
本講座では、「危機の時代と哲学の未来」と題してわが国を代表する哲学者たちを招き、全14回の連続講演会を開催する。現代における危機の正体を多様な角度から検討するとともに、将来の哲学像を究明することが、本講座の狙いである。

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