第48回PAIDEIA哲学カフェ・オンライン「運とは?」(2021年3月18日)報告

第48回PAIDEIA哲学カフェ・オンラインにご参加いただきありがとうございました。 

今回は「運とは?」をテーマに対話を行いました。 

 運とはどのようなものかということから対話は始まり、まず運とは偶然のようなものだという意見がありました。そこから人生における事柄は全て運によって決まるという意見、生まれた環境など自分で決めることのできないことは運により決まるという意見、それらとは全く対照的に、運というものはそもそも存在せず、思い込みのようなものであって、人生において起きる全てのことは自身が行った選択によるものである、と考える人もいました。

 さらに同じ「運」の漢字を使っているにもかかわらず、運命は必然のような印象を与えるが運は偶然のような印象を与えるという意見をきっかけに、運と運命の違いへと対話は進み、占星術などの占いについての話も出ました。

 そして、「自分から運が良かった」と言う場合には謙遜の意味もあったあり、他人のことを「運がいい」と言う場合は相手を妬ましく思う気持ちが含まれている、という意見もありました。他方で、他人から見た運がいいと言われる場合は、それが適切な見方である場合が多いという考えもありました。

 そこからさらに、自分自身について運がいいか悪いと言うのは、たんなる思い込みではなく、自分が置かれた状況を正しく認識する必要性があるということだ、という意見が出たところで、ちょうど対話は終了しました。

 思い返してみると、私自身は日常生活で運という言葉を使う場合には、何かうまく行かなかったときの言い訳の言葉として使うことが多く、いい運の使い方ができていなかったかもしれない、と反省しました。今回の哲学対話を通して、運といったものは存在せず、自分の選択が物事を起こすのではないだろうかと考えなおすに至りました。しかしそれでもやはり、いつか運命だと感じるような出会いをしてみたいという期待は、今なお心のどこかで感じているようにも思います。

次回は4月29日(木)20:00よりZoomにて開催予定です。 

詳細は追ってご案内します。ぜひご参加ください! 

(報告者:高千穂大学人間科学部 齋藤ゼミ2年 小嶋千莉) 

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