第9回パイデイア哲学カフェ報告
第9回のファシリテーターは齋藤ゼミから菊池、書記は前回に引き続き松岡が担当しました。新年度が始まってから初回となる今回。参加者は学生を中心に常連の方がみえられました。いつもありがとうございます。参加人数は約20名。前回同様、テーブルを無くし、椅子のみのスタイルで行いました。
第9回のテーマは「個性とは何か?」でした。「個性」というものを思い浮かべたときに、性格そのものだったり、第1印象だったり、受け取り方ではあったり、なかったりするもので他人と比べないとわからないもの、などの意見から議論は展開されていきました。
議論が進んでいくと、話題は個性の確立について展開されていきました。「他人から認知されてからが個性として成り立つのではないか」、「認められない個性だって存在する」、「そもそも認められなくたっていい。個性とはそういうものだから」という意見が出てきました。
今回は「個性」を様々な観点から語られていたため、全体的に議論のまとまりがあまりなかった会となってしまったかもしれません。議論の内容に沿った意見かどうかの聞き分けをファシリテーターはしっかりとしていかなければ、哲学対話をまとめることはできないということを痛感させられました。裏をかえせば、まだまだ伸びしろのあるパイデイア哲学カフェです。参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
次回、第10回目でこのパイデイア哲学カフェは1st Anniversaryを迎えます!多くの方のご参加をお待ちしています。これからもパイデイア哲学カフェをよろしくお願いします。
(報告:高千穂大学人間科学部 菊池浩平)